スティックの押し込みを頻繁に使用するゲームでは、押し込みはよく壊れる部分になります。
その修理方法は、具体的な症状によって変わりますので症状別に修理の方法を解説していきます。
反応が悪いかどうかはスマホアプリで簡単にチェックできますよ↓
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まずは分解しよう
まずはこの基盤が見えるまで分解しましょう。
今回は電源がつかないジャンク基盤がありましたので、これを例に解説していきます。
JDM-055の新型の一部のロットにはオレンジのアナログスティックモジュールが使われていますが、その個体ですね。
通常は緑色のアナログスティックですが、修理方法は変わりません。
分解方法がわからない人はこちらの記事を参考にしてください。
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スティックを押してみて症状が以下のどちらに近いか判断して、最も症状が近いほうをクリック or タップ!
症状1
押し込み自体は固くはなく普通に押せるけど、反応しなかったり途切れたりする場合
押したときにカチッと音がする場合はこちら
症状2
押してもカチッと音がしない場合はこちら
押し込み自体は固くはなく普通に押せるけど、反応しなかったり途切れたりする場合
この症状の原因はスティック部のタクトスイッチ(押し込みスイッチ)が接触不良を起こしていることが原因です。
その修理方法は簡単でこれも接点復活材を使います。(まじでこいつは万能です)
この接点復活材を使ってタクトスイッチ部分の接触不良を改善します。
場所はここ!↓
ここがタクトスイッチ(押し込みスイッチ)になります。
ここに接点復活材を拭いていきます。
量としては1~2滴程度、シュッと一回やる程度で大丈夫です。
このあたりにシュッとやったらスティックを10回ぐらい繰り返し押してください。
これで接点に接点復活材がなじんで接点の汚れが取れます。
この作業が終わったら必ず6時間は乾燥させてください。
接点復活材が内部に残っている場合があり、ショートして電源がつかなくなる恐れがあります。
乾燥後は組み付けて動作確認をアプリで行ってください。
これで改善しない場合は残念ながらスティック交換(ハードル高め)になります。
スティック交換ははんだづけ作業をする必要があり、道具と部品と技術(センス)が必要になってきます。
押し込み自体が硬くて押しにくい、押しても反応しにくい
物理的に硬くて押しにくい場合はスティック駆動部品の劣化や摩耗で硬くなっているため、スティック交換のはんだづけ作業が必要になってきます。
道具と部品と技術が必要になってくるので、素人ですとハードルはかなり高めです。
私は5回ほど交換したことがありますが、結構気の使う作業です(なれたら簡単ですが)。
はんだごても取り扱いを間違えると危険な道具で、表面温度は200度以上まで達します。初めて使うという方は十分に注意してください。
はんだづけによるスティックの交換方法は後日、別の記事で紹介します!
押し込み部分の不具合は簡単に治る場合もあれば、はんだづけが必要になるときもある
某フリマアプリで素人さんが修理を試みて失敗して、ジャンクで出品しているということって結構見かけます。
はんだ作業を素人がやるのは構いませんが、やり方を十分に勉強してから行いましょう。修理の為にするのに壊してしまっては元の子もないです。
特にはんだづけ作業は、はんだごてを初めて使う人をみていると冷や冷やすることがあります。
はんだづけ作業をするときは、火傷には気を付けてくださいね。